In body radiation level test 20160417/内部被ばくの測定記録@フクシマ・ピュア
これは、2016年4月の記録です。
新宿にある、「フクシマ・ピュア」という事業にある測定器によって、
アリスの体がどれくらい内部被ばくを起こしているか、測定した様子です。
国が発表している被ばくの基準は、外部被ばくと内部被ばくがはっきりわかりやすく区別されていないとのこと。
そのことについても触れています。
英語字幕付きなので、どなたでもご覧になりやすくなっています。
よければ、シェアなど宜しくお願いします。
来たる3月11日で、東日本大震災から丸6年。
アリスは、「アリス」というある概念が生まれる前は、福島県にいました。
もっと正確にいうと、震災直後は山形県にいました。
福島の拠点に戻れたのは、ゴールデンウィークくらいの時。
その頃、福島県で心配されていたのは、放射線と風評被害。
まず、目に見えない放射線の危険性を解釈することは、
書面では理解できても、すぐに感覚で行うことは困難でした。
本当に住んでたら、他の県よりも被ばくがあるのか。
この空気や風は、それを運んでいるのか。
スーパーのほうれん草が1束30円。大根は10円。
これを食べてはいけないのか。
(お金がないアリスは食べました。)
建物も壊れていない。人も普通に歩いている。
食べ物も新鮮で豊富で。
どこが変わったのか。
多分多くの人々がそう思っていると思いました。
「不思議の国」になってしまった、みたいな。
うがい薬を飲めば放射能が出て行く?
マスクは必須?
食べるのも、食べないのも、自分。
不安に思うのも、思わないのも、自分。
ただの地震とは違う。
目に見えないものを、モノとか菌とかに例えて、勝手に想像している人々。
つまり、人々はそこで自分から、脳内で「不思議の国」を増設して行く。
しかしその中を歩むのは自分自身。
ひとりぼっちのアリスが、
自分の中にあるはずの想像(夢、欲望)に襲われ、
立ち向かって行く。
アリスの世界が誕生したのは、そのような福島からでした。
この内部被ばくでさえ、
真実かどうかを100パーセント突き止めることは極めて難しいと思います。
みなさんの「不思議の国」は、どんなですか。
アリス